2010年10月22日金曜日

建築の夢



鈴木了二氏の「建築零年」より引用

マラパルテの友人であるアルベルト・モラディアの書いた「軽蔑」の原作には、マラパルテ邸は当然出てこない。この建物を大文字の「建築」にのし上げたのはゴダールであった、と。建築家の観点から非常に説得力のある事実がある。

原作における カプリ島での一連の出来事、例えば『「砂浜」が(映画ではマラパルテ邸の)屋上となり、「広場」が階段となり、「ホテル」はホールに』なることにより、様々な場所での出来事が、一つの建築上の出来事に移し替えられた。これは、鈴木了二の言葉を借りれば『す べてが可能な「劇場」、つまり完結した世界』として、マラパルテ邸が使われた事を意味する。このような建築を、建築家は好んで「建築」とよんでいるのだ。

建築零年
http://www.amazon.co.jp/建築零年-鈴木-了二/dp/4480860622

>http://fleamaison.blogspot.com/2010/10/blog-post.html


>http://www.watarium.co.jp/onsundays/event/event&cafe.html

藤本壮介展「山のような建築 雲のような建築 森のような建築」
part1http://www.art-it.asia/u/admin_expht/jAnir7t8kxpImTH01yQw
part2http://www.art-it.asia/u/admin_expht/6al9XSQAitDkIUn3TZ2f

>http://www.watarium.co.jp/exhibition/1008fujimoto/index.html

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